2014年12月31日水曜日

2014年 今年もありがとうございました。


気がつけば実感のないまま大晦日。。
まだ東京のアトリエ事務所です。

今年も一年本当にありがとうございました。

いつもクリスマスまでは特にイベント関係で慌ただしいのですが、
今年は12/14で会社が10年目に入り、オリジナルブランドも3年目だったので
それなりに特別な思いがあります。


イベントはずっと続けていて、年によって数カ所でやったり、一箇所で4週間やったり、人を調整したりその都度試行錯誤していますが、今年は久しぶりにある程度満足できる結果となりました。

HAVIENAのランジェリーは、透け感を活かした総レースのノンパテッドのランジェリー。

寄せ上げ信仰の強い日本の下着しか知らなかった頃は、「下着はパッドがついててケミカルレースの花か蝶がついてる、そういうものだ」と思っていたのですが、

そうでないタイプも海外には沢山あって、そのデザイン性や、特にパッドのついていない、いわゆる”1枚モノ”を知った時の衝撃は後に私の人生を変えるほどの衝撃でした。

そういう”衝撃”を共有したいという思いでランジェリーに関わるようになりました。


初めてオリジナルを店頭に出した時にも、

「透け透けー」とか、「こんなん下着の意味あるの?」、「セクシー過ぎる」、「エロ過ぎる」的なコメントも多くて

大真面目にランジェリーというアイテムの奥深さを知ってもらいたくて始めた事が
なかなか伝わらないもどかしさを感じることも。


でも、ずっと店頭で、

「下着は補正するのだけが下着じゃない。キレイなものや、身につけて心地いいもので気分も上がる、ちょっと自分の内面と向き合ってみる、そういう下着もあると思わない?」

「あて布するより、肌に直接のせた方が、レースの美しさも際立つでしょ?」

「パッドでフタするよりも、ナチュラルな身体に添わせたランジェリーは
センシュアルな魅力があるでしょ?」

とか、話すしていると、そこから、固定概念を一度取り払って試着し、
新しいランジェリーの楽しみを知ってくれる人が少しずつ増えてくれて…

本当にHAVIENAが、
サブタイトル La porte du jardin secret ~秘密の花園へのトビラ~となり、

微力ながらも新しいランジェリーの世界という秘密の花園へ足を踏み出すきっかけになれた気がしました。

もちろん、以前からそういうタイプのランジェリーをご存知の方もたくさんいらっしゃいますけど。

今回の節目の時期のイベントは
長くお取り組みをしているバイヤーさんにも、その広がりを実感していただけ

「やっと時代がシバオさんに追い付いてきたと感じる」と言っていただきました。


蒔かない種は育たないからと、とりあえずずっとずっと種を蒔いているつもりで来ました。

なかなか、背中を押されないと思い切ってトライしないかもしれないけれど、

確実に沢山の方がリピーターになってくれていて

そういう意識を共有してくれる人たちが広がってきたと感じます。


特別なランジェリー=誰かに見せる、誰かをおとす?
と考えられがちなのかと、感じる時もありますが、

自分の感性と向き合うランジェリーという視点でも是非選んで欲しいと思います。


これからももっと、下着の(特に日本で定着している)固定概念を破る、ランジェリーの提案をしていきたいと思っています。

販売スタッフについても、
ファンデーション(補正)下着がメインの売り場なら販売スタッフも黒子に徹した方がいいかもしれませんが、

感性で選ぶランジェリーを売るんなら、販売スタッフのウエアも、もっと自由で、着こなしのヒントや、ランジェリー自体が見えなかったとしても、服の上からの見え方(シルエット等)なんかも参考になればいいと思う。

今年は自分以外にもそういう思いでランジェリーに携わる方が増えたように感じて、
嬉しいしとても刺激になりました。



あら、色々思い巡らせてたら後ちょっとで新年です。

2014年今年もお世話になりました。 

来年もどうぞよろしくお願い致します。


HAVIENA  柴尾 陽子



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