HAVIENAは個性を愛するブラを作るメーカーでありたいと思っている。
ノンワイヤーブラを作ったのは、華奢でバストのない体型に憧れてたから。私がジェーン・バーキンの話をしてたのを知るフォロワーさんはいると思うけど、ジェーン・バーキンが、寄せ上げタイプのお椀みたいなパッドの詰まったブラしてたら、あんなに憧れの存在にはならなかっただろう。
彼女は少年のような体型にゆるっとしたシャツをボタンを2〜3個開けてノーブラのバストに深いスリットを入れた着こなしをしてて、それが、彼女の中性的な魅力を印象付けていたというストーリー。
誰もができる着こなしでは無いけど、すごく印象的で、その人の個性を活かすスタイルを提案したい。華奢な人がつけるトライアングルブラって絶対素敵なのに日本にはなぜないんだ!と思ってノンワイヤーブラ作った。
あの頃とノンワイヤーブラの意味は私の中で大きく変わってしまった。
一方、ワイヤーブラに関しては、バストボリュームがある、丸胴タイプ(前から見ると胴は細目)の人がスッキリつけれるブラを作りたくて開発した。
日本のブラは統計的にマス層に合うように作られている。100人いたら、70人くらいの人がOKと思うようなブラが多かった。
バストが大きくなると、アンダーもバージスラインも大きくなり、
いわゆるおばさん体系ぽい体型に合うブラが多かった。
私は残りの10〜20%くらいの人に向けたブラを作っているイメージ。
日本のブラが合わなくてコンプレックスを感じていた私は、フランスのシバリス社のブラに出会って人生が変わったように感じた。
元々ニッチな層に向けているから、ノンワイヤーブラも、ワイヤーブラも合わない人が結構いる。それは今は仕方がないと思っている。
誰にでも合いやすく、シンプルでプラクティカルでコスパのいい下着に世の中の流れが向かっていることからすると、
レースとサテンとリボンを組み合わせ、フィッティングをお勧めするランジェリーのスタイルはオールドファッションかもしれない。
でも古いスタイルの良さってあるんです。
着物でも、服でも、その時代ならではのスタイルや、プリントなどにキュンとするような、そんなふうなスタイルのあるランジェリーでありたいと思う。
素材やフィッティングは進化しているそれをNEW VINTAGEと名前をつけました。
そういうことでHAVIENA のランジェリーはNEW VINTAGE STYLEです。