2015年5月25日月曜日

原点回帰させてくれた涙

表参道ヒルズでのイベント、沢山のお客さまにお立ち寄り頂いてありがとうございます。

今週水曜日、5/27まで後3日です。お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。


さて、連日緑麗しい5月の陽気で、表参道はスゴイ人です。
シバオがいない間に見に来てくれた方もいらしたみたいで、お会いできずにすみません(涙)

出勤して接客してる以外の時は、ちょこちょこ表参道沿いに腰掛けて緑や、人を眺めています。
子の季節はこういうテラス席のような環境が本当に心地よいですね。




さて、そんな再会や、出会いの中でも特に印象的な事がありました。

久しぶりにお会いするデザイナーのカワイイお2人。
最近ではPARISやNYにも活動の拠点を広げ、毎回、独特のストーリーや、ビジュアルでコアなファンを鷲掴みにしていブランドさんです。


ひとしきりのお喋り後、ランジェリーを前に、

「・・・あの、私、本当胸が無いんですけど大丈夫ですか?」

と聞かれたので、

「女性は、胸がある=女性らしいというわけじゃない。

 体つきの華奢さだったり、それを際立たせるランジェリーを身に付けることで、

 その人にしか出せない女性らしさが引き立ったり。。。ってあります。

 以前に、フィッティングして、購入された方が、

『バストが小さいのがコンプレックスだったけど、こういうタイプ(ノンワイヤーで華奢な、透け感のある、)のブラを身につけた自分を見て初めて、自分の体もちょっとセクシーかもって思えました!』」

と、高揚した声で話してくれたことを話すと、

いい話だわ。。と涙を拭う仕草(笑)。


「でも、自分もそうだったけど、
合わない、しっくりこない下着を身につけてる時って、
着心地の悪さと共に、自分の身体を否定的に感じてしまう自分がいたけど、

そういう自分の身体も、
相性の良い、身につけた時にキュンとするランジェリーを身につけると、

(例えそれがバストを5センチ持ち上げてくれるという、わかりやすい数値がなくても、)
確実にポジティブな効果をもたらしてくれる。

そんな下着と出会うきっかけを作りたいという思いで

ブランドを始めた。

だからHAVIENAのサブタイトルの La porte du jardin secret ~秘密の花園への扉~は、

知らなかったランジェリーの世界(秘密の花園)と出会うきっかけ(扉)でありたいという思いがあって・・・」

という話をしてたら、

彼女の目から透明のきれいな粒がポロポロポロっとこぼれました。


あんまりキレイにこぼれ落ちる粒だったので、一瞬涙と思わなかったくらい。

もともと感性の豊かな子だけど、
久しぶりにこの話をして、それが誰かの心を揺さぶり、
涙を見せてくれるという経験をさせてもらえて、

改めて自分がブランドを始めた時の思いや、
続けていく中で存在意義を感じる瞬間を思い出させてもらえました。

自分自身が、そういう経験をしたのは実はノンワイヤーブラではなく、
ワイヤー入りのノンパテブラだったので、改めてその思いを新たにモノづくりに向きあおうと思ったり。

でも改めて、誰かの心に触れる経験を下着を通してできるなんて、本当に幸せだなと感じました。

そして、彼女は新しい扉から一歩踏み出しました。

これからも、沢山の方々の扉を開け、一歩踏み出す体験の背中を押してあげるような出会いをしていきたいと改めて思いました。


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